「バーを開業したいけれど、資金はいくら必要なのか」「自己資金だけで足りるのか不安」──バー開業を検討する方にとって、資金計画は最初の大きな壁です。規模やコンセプト、物件の状態によって必要額が大きく変わるため、相場が見えづらいと感じる方も多いでしょう。
結論として、バーの開業資金は500万〜1,000万円程度が一般的な目安です。物件取得費や内装工事費に加えて、開業後の運転資金として3〜6ヶ月分を用意しておくと安心です。不足分は日本政策金融公庫の融資や自治体の補助金でカバーできます。
この記事では、バー開業資金の内訳と目安、規模別シミュレーション、費用を抑える5つの方法、資金調達の選択肢、活用できる補助金・助成金までを体系的に解説します。開業前の資金計画づくりの実務ガイドとして活用してください。
目次
バー開業資金の目安は500万〜1,000万円
- 小規模バー:500万円前後が目安
- 標準的なバー:700万〜1,000万円
- 資金の内訳は初期費用と運転資金の2種類
バーを開業する際に必要な資金は、店舗の規模や立地、コンセプトによって500万〜1,000万円程度が一般的な目安です。こじんまりとしたカウンターバーであれば500万円未満で開業できるケースもあり、都心の一等地で凝った内装を施す場合は1,000万円を超えることも珍しくありません。
開業資金は、開業時に一度だけ必要となる「初期費用」と、開業後の経営を支える「運転資金」の2つに分けて考えます。どちらかだけを見て準備を進めると、開業直後の資金繰りに苦しむケースが多いため、両方をセットで計画することが重要です。
初期費用と運転資金の違い
初期費用と運転資金は、性質も金額の規模も異なります。初期費用は物件契約時や内装工事、設備購入など「開業までに一度だけ」発生する支出です。運転資金は開業後、毎月継続的に発生する家賃・人件費・仕入れ費用などをまかなうための資金を指します。
| 区分 | 内容 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 物件取得費・内外装工事費・設備費など開業までの一度きりの支出 | 400万〜800万円 |
| 運転資金 | 家賃・人件費・仕入れ費などの毎月の経費(3〜6ヶ月分) | 100万〜300万円 |
飲食店全体の開業資金との比較
飲食店全体の開業資金と比べると、バーは比較的少額で開業しやすい業態です。日本政策金融公庫総合研究所の「2024年度新規開業実態調査」では、開業費用の平均は約1,027万円、中央値は580万円となっています。
バーは厨房設備が最小限で済み、席数もコンパクトなため、一般的な飲食店より初期費用を抑えやすい傾向があります。ただし、フードメニューを充実させるダイニングバーの開業では厨房設備費が上乗せされるため、800万〜1,500万円が目安です。
ただし、空間づくりや酒類の仕入れにこだわるほど費用が膨らむ点には注意が必要です。飲食店全体の傾向を踏まえて準備したい方は飲食店開業の流れ8ステップ|資金・届出・資格を時系列で解説もあわせて確認してください。
バー開業の初期費用の内訳

- 物件取得費が全体の3〜5割を占める
- 内外装工事費は物件状態で大きく変動
- 広告宣伝費は開業1〜3ヶ月前から発生
バー開業の初期費用は、大きく5つの項目に分けられます。それぞれの金額感と内容を把握することで、自店舗のコンセプトに合わせた予算配分がしやすくなります。
物件取得費(家賃6〜10ヶ月分)
物件取得費は、店舗を契約する際に必要となる初期費用で、バー開業資金の中でも最も大きな割合を占めます。一般的には、家賃の6〜10ヶ月分が目安とされています。
内訳は、保証金(敷金)、礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料などです。たとえば家賃20万円の物件であれば、保証金だけで120万〜200万円を見込む必要があります。飲食店向け物件は保証金が高めに設定される傾向があるため、複数物件の条件を比較検討しましょう。
内外装工事費(坪単価が鍵)
内外装工事費は、物件の状態によって金額が大きく変動する項目です。前のテナントの設備が残っている「居抜き物件」と、配管やスケルトン状態の「スケルトン物件」では坪単価に2倍近い差が出ます。
| 物件タイプ | 坪単価の目安 | 10坪の場合 |
|---|---|---|
| 居抜き物件 | 15万〜30万円 | 150万〜300万円 |
| スケルトン物件 | 30万〜60万円 | 300万〜600万円 |
バーは雰囲気が集客力を左右する業態のため、内装にこだわる経営者が多いのが特徴です。ただし、初期費用を圧迫すると開業後の運転資金が不足しやすくなるため、バランスを意識した設計が求められます。
厨房・什器備品費(100万〜200万円)
厨房設備と什器備品は、バー運営に欠かせない基本装備です。冷蔵庫・製氷機・シンク・食器洗浄機などの厨房機器で最低100万円程度、グラス類・カクテル道具・テーブルや椅子といった備品で50万〜100万円が目安となります。
- 厨房機器:冷蔵庫、製氷機、食器洗浄機、シンク
- カウンター什器:カクテルシェイカー、ジガー、バースプーン
- グラス類:カクテルグラス、ロックグラス、ショットグラス
- 家具:テーブル、椅子、ソファ、カウンター
中古品や業務用リユース品を活用すれば、新品購入時の半額以下に抑えることも可能です。特にグラス類は業務用サイトでまとめ買いすると単価が下がります。
広告宣伝費(50万〜100万円)
広告宣伝費は、開業前後の集客活動にかかる費用です。オープン直後は知名度が低く口コミも期待できないため、開業1〜3ヶ月前から準備を始めるのが一般的です。
具体的には、ショップカードやメニュー表の制作、SNS広告の出稿、グルメサイトへの掲載料、近隣へのポスティングチラシなどが含まれます。SNSやGoogleビジネスプロフィールといった無料ツールと有料施策を組み合わせると、費用対効果を高められます。
初回仕入れ費(30万〜80万円)
初回仕入れ費は、オープン時に揃えるお酒やフードメニュー食材の費用です。バーの場合、ウイスキー・ジン・ウォッカ・リキュール類などを幅広く揃える必要があり、品揃えにこだわるほど金額が膨らみます。
オープン当初は客数が読めないため、必要最低限の品揃えからスタートし、徐々にラインナップを拡充していく方が在庫リスクを抑えられます。料理提供を最小限にする業態であれば、仕入れ費は30万円程度まで圧縮可能です。
バー開業の運転資金と準備期間
運転資金は最低3ヶ月分、できれば6ヶ月分を準備するのが鉄則です。売上が安定するまでの期間を乗り切る「経営の余力」として機能し、早期閉店のリスクを大幅に下げます。
運転資金は、開業後に毎月発生する経費をまかなうための資金です。バーは開業してすぐに常連客が付くわけではなく、売上が安定するまでに一般的に3〜6ヶ月程度を要します。この期間を資金不足で乗り越えられないと、早期閉店に追い込まれるケースが少なくありません。
運転資金の主な内訳
運転資金は、毎月金額がほぼ変わらない「固定費」と、売上や稼働状況に応じて変動する「変動費」に分けられます。バー経営では、家賃と人件費が固定費の中心を占めます。
| 区分 | 主な項目 | 月額の目安(10坪店舗) |
|---|---|---|
| 固定費 | 家賃、通信費、保険料、リース料 | 25万〜40万円 |
| 変動費 | 人件費、仕入れ、水道光熱費、広告費 | 15万〜50万円 |
3〜6ヶ月分の確保が安全圏
運転資金は、最低でも3ヶ月分、余裕を持って6ヶ月分を用意するのが安全です。月額の経費が40万円であれば、運転資金として120万〜240万円を確保しておく計算になります。
売上が軌道に乗るまでは想定外の出費も重なりやすく、修繕や機器故障といった突発費用も発生します。「運転資金が尽きた時点で閉店」になるため、ここを薄く見積もると致命傷になりかねません。資金ゼロでの開業の現実や選択肢については飲食店開業資金ゼロで始める方法10選と現実も参考にしてください。
【規模別】バー開業資金のシミュレーション

- 8坪カウンターバー:約500万円
- 15坪標準的なバー:約900万円
- 特殊業態(カラオケ・ダーツ):+100万〜300万円
バー開業資金は、店舗規模によって大きく異なります。ここでは代表的な2つのパターンと、特殊業態のバーについて具体的な金額を示します。
8坪カウンターバー(席数10席)
8坪のカウンターバーは、ひとりオーナーで運営する小規模バーの代表的なサイズです。家賃15万円の居抜き物件を想定した場合、総額で約500万円が目安となります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 物件取得費(家賃8ヶ月分) | 120万円 |
| 内外装工事費(居抜き活用) | 150万円 |
| 厨房・什器備品費 | 80万円 |
| 広告宣伝費 | 30万円 |
| 初回仕入れ費 | 30万円 |
| 運転資金(3ヶ月分) | 90万円 |
| 合計 | 500万円 |
15坪標準的なバー(席数20席)
15坪で席数20席のバーは、スタッフ1〜2名で運営する標準的な規模です。家賃25万円の物件で、内装にある程度こだわる想定で算出すると約900万円が目安となります。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 物件取得費(家賃8ヶ月分) | 200万円 |
| 内外装工事費(一部スケルトン) | 350万円 |
| 厨房・什器備品費 | 150万円 |
| 広告宣伝費 | 60万円 |
| 初回仕入れ費 | 50万円 |
| 運転資金(3ヶ月分) | 90万円 |
| 合計 | 900万円 |
カラオケバー・ダーツバーの追加費用
カラオケバーやダーツバーなど特殊業態では、専用機材と防音対策で追加で100万〜300万円の費用が発生します。特にカラオケバーは防音工事が必要になるため、スケルトン物件では工事費が跳ね上がります。
- カラオケバー:カラオケ機材+防音工事で追加200万〜300万円
- ダーツバーの開業:ダーツマシン2〜3台で追加100万〜200万円
- ゲームバー・ゴルフバー:専用機材で追加150万〜300万円
防音設備が付いた居抜き物件を選べば、追加費用を大幅に削減できるため、物件探しの段階から業態に合った条件を優先しましょう。
なお、カラオケバーやダーツバーでは設備費用に加えて、深夜0時以降に遊興を提供する場合は「特定遊興飲食店営業許可」の取得が必要です。許可の種類を間違えると無許可営業として罰則の対象になるため、資金計画と並行してバーの風営法に関する手続きも早めに確認しておきましょう。
ダーツバーの開業資金・届出・風営法の注意点をまとめて確認したい方はダーツバーの開業ガイド|資金・届出・風営法と成功の7条件をご覧ください。
バー開業資金を抑える5つの方法
居抜き物件の活用・中古什器の導入・小規模スタート・セルフ対応・補助金の併用。この5つを組み合わせれば、開業資金を200万〜400万円圧縮できる可能性があります。
開業資金を抑えることは、返済負担の軽減と資金繰りの安定につながります。以下の5つの方法を実行することで、標準1,000万円の開業資金を700万円前後まで圧縮することも可能です。
居抜き物件を活用する
居抜き物件は、前のテナントの内装や設備が残った状態の物件です。スケルトン物件と比較して、内装工事費を半分以下に抑えられる場合があります。
特にバー業態は、既にバーとして使われていた物件であればカウンターや厨房設備をそのまま流用できるケースも多く、工事費を100万〜300万円カットできる可能性があります。ただし、前テナントの設備が現在の営業許可基準を満たしているかは必ず保健所に確認してください。
中古・リース什器を導入する
厨房機器や什器備品は、中古品やリース品を活用することで費用を圧縮できます。業務用リユースショップでは、冷蔵庫や製氷機が新品の半額以下で手に入ることも珍しくありません。
リース契約を活用すれば、初期費用を抑えながら必要な機材を揃えられます。月額リース料は運転資金から支払うため、開業時のまとまった出費を避けたい場合に有効な選択肢です。
小規模からスタートする
最初から大きな店舗を構えるのではなく、8〜10坪のコンパクトなカウンターバーから始める戦略です。家賃・内装費・人件費のすべてを抑えられ、ひとりオーナーでの運営が可能になります。
小規模店舗は運営コストが低いため、損益分岐点も下がります。経営が軌道に乗った後、2号店や拡張移転で拡大する方が、失敗時のリスクも限定的です。
DIY・自己施工で人件費を削減
内装の一部をDIYで行うことで、工事費を削減できます。塗装・家具の塗り直し・小物の製作など、技術的にハードルが低い作業から取り組むのが現実的です。
ただし、電気工事・ガス工事・給排水工事は資格が必要で法的にDIY不可です。また、保健所検査に通らない工事を自分で行うと、やり直しで結果的に費用が膨らむため、専門工事は必ずプロに依頼してください。
補助金・助成金を併用する
返済不要の補助金・助成金を活用することで、実質的な自己負担を大幅に減らせます。小規模事業者持続化補助金や自治体独自の創業助成金などが、バー開業と親和性の高い制度です。
ただし、補助金は後払いが原則のため、一度は自己資金や融資で支出する必要があります。制度の詳細は後述する「補助金・助成金」の章で解説します。
バー開業資金の調達方法4選

- 自己資金は総額の3割が目安
- 不足分は日本政策金融公庫が第一候補
- 補助金・助成金は返済不要の資金源
バー開業資金は、複数の調達方法を組み合わせるのが一般的です。自己資金を基盤に、不足分を融資や補助金で補う形が基本パターンとなります。
自己資金(開業総額の3割が目安)
自己資金は、返済不要で金利負担のない最も安全な資金です。開業総額の3割程度(1,000万円なら300万円)を目安に準備するのが一般的で、融資審査でも自己資金比率は重要な評価項目となります。
注意点として、融資申請の直前に突然自己資金が増加した場合、「見せ金」と判断されて審査でマイナス評価を受けるリスクがあります。計画的に貯蓄を進め、通帳の記録として準備過程が追える状態にしておくことが重要です。
日本政策金融公庫の創業融資
日本政策金融公庫は、政府系金融機関として創業支援に積極的で、実績のない開業者でも比較的融資を受けやすいのが特徴です。バー開業で最も利用されている資金調達先で、民間銀行より低金利かつ無担保・無保証人での借入が可能な制度もあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 融資限度額 | 最大7,200万円(うち運転資金4,800万円) |
| 金利 | 基準利率(制度により変動、民間より低水準) |
| 返済期間 | 設備資金:20年以内/運転資金:10年以内 |
| 担保・保証人 | 原則不要の制度あり |
申請には事業計画書と創業計画書が必要です。審査には1〜2ヶ月程度かかるため、物件契約の3ヶ月前には準備を始めましょう。
地方銀行・信用金庫の融資
地方銀行や信用金庫は、日本政策金融公庫と並んで検討したい資金調達先です。特に地元に根ざした信用金庫は地域の事業者支援に積極的で、一度信頼関係を築けば追加融資や経営相談にも応じてもらえるメリットがあります。
ただし、創業時は実績がないため、信用保証協会の保証付き融資を利用するのが一般的です。自治体が提供する「制度融資」を活用すると、金利や保証料の一部を自治体が負担してくれるケースもあります。
補助金・助成金(返済不要)
補助金・助成金は、国や自治体が支給する返済不要の資金です。要件を満たし審査に通れば、開業資金の一部を実質的に国や自治体が負担してくれます。
ただし、多くの補助金は後払い(立替払い)が原則のため、まずは自己資金か融資で支出する必要があります。また、採択には事業計画書の作成や審査が必要で、申請期限も決まっているため計画的な準備が欠かせません。詳細は飲食店開業に使える助成金・補助金一覧【2026年最新】で網羅的に解説しています。
バー開業で使える補助金・助成金
補助金・助成金は年度によって要件や金額が変わります。本記事の情報は一般的な目安であり、申請前に必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
バー開業に活用できる代表的な補助金・助成金を3つ紹介します。いずれも創業初期の資金負担を大きく軽減できる制度です。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、全国の商工会議所・商工会を通じて申請できる補助金です。販路開拓や事業の持続化を目的とし、広告宣伝費や設備費の一部が対象となります。
- 補助上限額:通常枠50万円、特例適用で最大250万円
- 補助率:原則2/3(赤字事業者は3/4のケースあり)
- 対象経費:広告費、機械装置費、店舗改装費など
申請には商工会議所等が発行する「事業支援計画書」が必要で、地域の商工会議所への早期相談が採択率を高める鍵となります。
自治体の創業助成金
各自治体は、地域経済の活性化を目的とした独自の創業助成金を提供しています。代表例は東京都中小企業振興公社の「創業助成事業」で、助成上限額は300万円、補助率は2/3です。
対象経費は賃借料、広告費、器具備品購入費、従業員人件費など幅広く、バー開業との親和性が高い制度です。他の道府県や市区町村でも類似制度が用意されているため、開業予定地の自治体ホームページで最新情報を確認しましょう。
IT導入補助金
IT導入補助金は、POSレジや予約管理システム、会計ソフトなどのITツール導入費用を補助する制度です。バーでもPOSレジ・予約システム・キャッシュレス決済端末などが対象になります。
開業後に申請する形式の制度ですが、創業間もない段階でも条件を満たせば申請可能です。事業計画書で労働生産性の向上目標を明示することで、採択率を高められます。
バー開業資金に関するよくある質問
バー開業資金に関する疑問のうち、「100万円で開業できるか」「自己資金ゼロで可能か」「開業後の月収」など、検索で多く寄せられる5つの質問に回答します。
Q
バーは100万円で開業できますか?
A
実店舗を構えるバーを100万円で開業するのは現実的に困難です。物件取得費だけで100万円を超えるケースが多く、内装工事や什器備品も含めると最低300万〜500万円は必要になります。ただし、自宅の一部を改装する、間借り営業を行う、シェアバーで曜日を借りるといった形であれば100万円以内のスタートも可能です。
なお、バーテンダーの資格は法律上必須ではありませんが、カクテル技術の証明や顧客からの信頼獲得に役立ちます。
Q
自己資金ゼロでもバーを開業できますか?
A
自己資金ゼロでの開業は、ほぼ不可能と考えてください。日本政策金融公庫をはじめとする金融機関の融資審査では、自己資金の有無と金額が重要な判断材料です。最低でも開業総額の1〜2割、理想は3割の自己資金を用意しましょう。どうしても自己資金が少ない場合は、親族からの借入や補助金を組み合わせる選択肢もあります。
Q
バー経営の月収はどのくらいですか?
A
個人経営のバーの月収は、店舗規模や立地によって20万〜80万円程度が目安です。売上月商150万円・利益率30%のケースで、オーナーの手取りは約45万円となります。ただし、開業1年目は常連客が少ないため、想定より低くなる傾向があります。月収を安定させるには、固定客の獲得とリピート率の向上が鍵です。
Q
未経験でもバーを開業できますか?
A
未経験からのバー開業は可能ですが、事前準備が成功の分かれ道になります。最低でも1年程度は既存バーで修行するか、バーテンダースクールで基礎技術を学ぶことを推奨します。接客・カクテル調製・原価管理・酒類の知識は独学では習得に時間がかかるため、実地経験が資金計画の甘さをカバーできる武器になります。
Q
バー開業に必要な資格や届出は何ですか?
A
必須の資格は食品衛生責任者1つで、講習1日・費用約1万円で取得可能です。届出は保健所への飲食店営業許可、税務署への開業届、深夜営業を行う場合は警察署への深夜酒類提供飲食店営業開始届出が必要になります。詳細は「飲食店経営に必要な資格2つと届出7種」で解説しています。